インプラント治療IMPLANT
インプラント治療とは?※保険適用外治療
歯は、目に見える部分の歯冠と、それを支えている歯根から成り立っています。歯を失うということは、歯冠だけでなく歯根も失うということです。
インプラント治療では、失われた歯根の代わりにチタン製のインプラント(人工歯根)をあごの骨に埋め込み、そこに人工の歯冠をしっかりと固定させます。チタンは生体組織内において異物とみなされず、違和感なく強固に骨と結合するという特性を利用した治療法です。
天然の歯と変わらない感覚で噛める、自然で美しい歯を手に入れることができ、また、入れ歯が不安定でよく外れる、浮き上がるようなケースも2~4本のインプラントで入れ歯を安定させることもできます。
インプラント治療では、抜歯程度の手術が必要となります。また歯が欠損したところの骨が十分残っていないケースではできない事もありますが、骨造成をして骨を作ることで埋入可能なケースも多くあります。
【治療後の注意点】
インプラントは半分骨の中、半分口腔内に突き出た極めて特殊な環境下で機能しているため、不衛生にしているとインプラント周囲の骨と歯肉に口腔内の細菌が感染して炎症が起こる事があります。これをインプラント周囲炎と言います。これが進行するとインプラント周囲の骨吸収してしまいインプラントが脱落することもあります。
予防するためには毎日の口腔ケアは勿論のこと、定期的に歯科医院でのプロフェッショナルケアを受けるようにすることが必要です。
インプラントは永久的なものではありませんが、しっかりケアを行えば十分長持ちさせることが可能です。
CTによる安全で確実な診断
当医院ではインプラントの術前には必ずCTを撮影し、神経、血管、上顎洞等の障害物までの距離を正確に計測、立体的に位置解析を行います。またCT画像上でインプラント埋入のシュミレーションを事前に行い、理想的な位置、方向にインプラントを埋入します。
歯科用CTは、口腔内に限定して撮影するので、医科用とは比較にならないほど被曝線量は少なく(医科用の1割以下)なります。インプラント治療を成功に導くためには、必須の装置です。
インプラント治療の流れ
STEP1CT・レントゲン・精密検査
CT・レントゲン写真を撮り、全体的な治療計画を立てます。
お口の中の型を取り、かみ合わせを確認。STEP2インプラント埋入手術
歯ぐきを切開してインプラントを埋め込みます。麻酔をしてから行うため、痛みは全く感じません。
また、手術の所要時間は、簡単なケースでは30分~1時間、難しいケースでは1時間~1時間30分かかる事もありますが、1回の手術で多くても3本までと決めていますので、難症例でも2時間を超えることはありません。STEP3安静(3〜6カ月)
インプラントを埋め込んだ後、3〜6カ月、手術部を安静にして、インプラントが固定されるのを待ちます。
STEP4アバットメント(土台)の作成
STEP5仮の歯の装着
STEP6被せの作製
STEP7被せの装着〜治療完了
STEP7定期的にメンテナンス